の寿命が100年近くに延びた要因として様々なことが挙げられますが、その中でも歯を大事にすることも挙げられるでしょう。人では80歳まで健康な歯を20本残すといった8020運動がありますが、ワンちゃんネコちゃんも20歳まで健康な歯を20本残すといった2020運動が浸透しつつあります。

ワンちゃんやネコちゃんの場合は、中には3~5歳で、歯石が付着し歯の白い部分がほとんどみられない状況や、10歳前後で歯がなくなり、顎の骨もほとんど溶けてしまっていることもあります。

歯石には細菌(ばい菌)が多く含まれており、歯ぐきなどの口腔内からの出血は、絶えずばい菌やばい菌の毒素に、血液を介して内臓に負担をかけることになります。

健康的な生活を営む上で歯のお手入れが大切です。

近頃では歯ブラシ、スプレー、錠剤や飲水に混ぜるタイプなど様々なが製品があり、飼主様とワンちゃんやネコちゃんの負担にならず、続くものをお選びください。当院では色々とご提案できますのでご相談ください。

麻酔科歯石除去をご希望される場合は続けることができるデンタルケアがみつかってからと説明致しております。なぜなら、歯石は超音波で砕いて除去していきますが、その過程で歯の表面に微小な傷がつくため、麻酔科歯石除去のあとはしばらくいつも以上に歯石が付きやすくなっており、術後のデンタルケアがない場合、半年もたたないうちに術前以上に歯石がついてしまうことがあるためです。