「血管が見えるつめなら家で切れるけど黒く色が付いた爪は出血が怖くて切れない」
「出血をしてしまったらどうすればいいの?」などのご相談をお受けすることがあります。爪切りの方法を説明たします。
Ⅰ 先端から少しずつカットします。断面図①から進めていくと断面図②のように中央に柔らかく乾燥した白い部分が見えてきます。
Ⅱ 切進めていくと断面図③中央の部分が湿気を帯びて光沢が出てきます。断面図③になる部分が理想的です。
Ⅲ 断面図③までくれば、周りを角とりしたり、ヤスリにて巻爪にならないように丸くしましょう。
※断面図④になると痛がります。断面図⑤になると出血します。(出血をした場合は爪と指先の部分を5分くらい圧迫し止血)
※病院では家での爪切りができないことを想定し、短めに切るようにしております。また、長らく爪を切らないと血管が先端まで伸びてきますので、爪が長すぎると爪折れの原因になりますので、敢えて短く切ることもあります。
肥満や老齢、関節痛などから爪とぎの頻度が減ってきます。そうすると、図中の容易に剥がれる部分がみられるようになります。
近くに神経があり、痛みや不快感につながりますので、爪切の前でも後でも指で軽くパリパリと取除いてください。
子犬や子猫の場合は足先を触ることから慣れさせましょう。
次に、爪切りも確実に痛がらない先だけ切るようにして、爪切りをしても不快感がないことを学んでもらいましょう。
詳しくは「しつけ」ページをご覧ください。